2021.03.05

エイベックス、YouTubeとSpotifyでアーティスト公式グッズの販売開始 世界中のユーザーへ動画や音楽と共にグッズも訴求

エイベックスグループのエイベックス・デジタルは3月4日、YouTube公式アーティストチャンネルとSpotifyのアーティスト・プロフィールページにおける、アーティスト公式グッズの販売を開始した。また、国内アーティストや事業者向けに、YouTubeとSpotifyで公式グッズを販売できるプラットフォーム「MD-SASS(エムディーサス)」の提供を開始した。これにより世界中のユーザーは、YouTubeとSpotifyで動画や音楽を楽しみながら、同サービスを利用する国内アーティストの公式グッズの購入が可能になる。

【倖田來未さんのYouTube・Spotifyでのグッズ販売イメージはこちら】

エイベックス・デジタルは、世界最大級のアーティストグッズ販売プラットフォーム「MERCHBAR(マーチバー)」と日本初のシステム提携を行い、世界150か国以上に配送可能な物流代行サービス「NEOlogi(ネオロジ)」を活用し、YouTubeとSpotifyでのアーティスト公式グッズの販売を開始した。これによりアーティスト公式グッズを国内のユーザーだけではなく、海外にも届けやすくなるとしている。米国のMERCHBARInc.が展開する「MERCHBAR」は、約10万人のアーティストが45か国1800万人以上のユーザーにグッズを提供しているという世界最大級のアーティストグッズ販売プラットフォーム。今回のエイベックス・デジタルの販売では、YouTube、Spotifyに表示された公式グッズをクリックすると、「MERCHBAR」の購入ページに遷移するシステムとなっている。

エイベックス・デジタルは、自社が採用したシステムを活用し、YouTubeとSpotifyにおけるアーティスト公式グッズの掲載・販売から、海外配送まで実現するプラットフォーム「MD-SASS」を独自開発し、国内アーティストや事業者に向け提供を開始した。「MD-SASS」を導入し、商品登録と在庫手配を行うだけで、世界中のユーザーに公式グッズの販売が可能になるとしている。

動画共有サービスや定額制音楽・映像配信サービスなどのデジタル・プラットフォームの発展に伴い、映像・音楽コンテンツのボーダーレス化が進んでいる。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、ユーザーとのリアルな接点が制限される中でデジタル・シフトはさらに加速し、デジタル・プラットフォームの重要性はこれまで以上に高まっている。同社は本取り組みを通じて、エイベックス所属・契約アーティストだけではなく、幅広い国内アーティストの公式グッズを世界中に届けることを目指すとしている。

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