2021.02.21

【「楽天SOY2020」受賞店に聞く】<総合5位>「モダンデコ」デザイン家電が好評、昨春は売上倍増

【楽天SOY2020】<総合5位/インテリア・寝具・収納ジャンル大賞/ROOM大賞>
「モダンデコ」


「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」で「総合5位」「インテリア・寝具・収納ジャンル大賞」「ROOM大賞」を受賞した「モダンデコ」のインターネット営業部部長 三浦力氏に『受賞要因』や『今後の戦略』などを聞いた。



インターネット営業部 部長 三浦力氏

やるべきことをやり続けた結果、受賞できたと思っている。

当社はもともと、インテリア・家具でスタートした会社だが、家電などカテゴリーの幅を広げていった。木目の付いた加湿器などは当社が最初に販売し始めた商品だ。デザイン性の高い商品をさまざまなカテゴリーで展開するということをやり続けてきた。

コロナ禍で外出を自粛したり、テレワークするようになったことで、家の中にいる時間が増えた。テレワーク向けのパソコンデスクなどはすごく伸びた。

おうち時間を意識するお客さまが増え、ソファなど家の中の環境をラグジュアリーに、リラックスできるアイテムもすごく伸びた。

テレビ会議やZOOM飲みなどで家の中を晒す機会も増え、部屋の見栄えを気にする人も増えた。当社のデザイン性の高い家具や家電は、そうした流れにもあっていた。

最初の緊急事態宣言が発令された影響もあり、昨年の4~6は前年同期比200%の伸びを記録した。

売り上げが拡大する中で、サプライチェーンをしっかり死守することも注力した。お客さまと約束した納期を守るために、発注した商品を納期通りに届けもてもらうことなど、取引先との連携にも気を配った。

海外の製造工場がきちんと稼働するように、リソースの確保など早めに手を打った。中国と香港に子会社と孫会社があるのでいち早く情報を仕入れて、他社より早く打ち手を把握することができたと思う。


顧客対応、知財に注力


製品の品質や配送の品質などに加えて、顧客対応の品質も意識している。顧客対応についてはまだ完ぺきとは言えない。昨年はサプライチェーンを守る方や、多くの注文を回す方にリソースを割いた。

顧客対応の品質を高めるために、人員増やしているだけではなく、各部門を横串で刺す部門を新設した。

知財部門も強化している。新商品をリリースしてもプロダクトライフサイクルが短くなっており、類似商品が次々出されるとそのサイクルがより早くなってしまう。

特に意匠とウェブページは守っていきたい。ウェブデザインにも力を入れているが、写真の構図や商品ページの流れは真似されやすい。知財部門は昨年と比較して人員を3倍くらいに増やし、体制を整えている。

ECの業界では競合他社のやり方を分析して、切磋琢磨していくのはいいことだが、やりすぎだと感じる部分はしっかり対応していかないといけない。

「楽天市場」にはもっとマーケットプレイスを成長させていただきたいと思う。われわれもお客さまを満足させられるように努力する。

また、最近は他のモールから不正レビュアーが流れてきている印象がある。取り締まりをしっかりやっていただけるとありがたい。「楽天市場」はシステムだけでなく人の目でも監視していると思う。その点でも他のモールより、不正の取り締まりが進んでいると思うので、さらに強化してもらいたい。


【<総力特集>楽天SOY2020】受賞63店に直撃取材!『コロナ禍の成長戦略』を聞く
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