【記者コラム】音声AI「Alexa（アレクサ）」と幽霊が友達になる？！

私にはもうすぐ2歳半になる子供がいます。最近では、言葉もよくしゃべるようになってきました。テレワークで電話取材をしている私の言葉をまねて、「はい、はい、ええ、よーしくおねあいします」などと一人で話しています。

私の家には、音声AI端末の「Amazon Echo（アマゾンエコー）」があり、朝晩のニュースを聞いたり音楽をかけたりしています。私の子供が、「アレクサ」という言葉を少しずつ言えるようになってきたことから、やや心配になってきました。まだ、「アークサ」としか発音できないので、AIが反応することはないのですが、時間の問題です。いつか、子供が音声AIを通じて、Amazonでとんでもないものを購入してしまったりしないか、今から気が気でなりません。

ところで、私の子供が教えてくれたのですが、私が住んでいるマンションの部屋には、どうやら幽霊がいるようです。子供が寝る前に、絵本を読んで聞かせてあげていると、時々部屋の隅を見つめて、「お化け、こんにちは」と言います。「お化けさんはおじさん？それとも女の人？」と子供に聞くと、「おーなのひと」と言います。

マンションの管理人に聞いても、このマンションの部屋で女性が死んだことなどないそうです。幽霊は、私や妻の先祖か、マンションが建つよりも前にこの場所で亡くなった人かもしれません。

怪談の中ではよく、幽霊がラジオやテレビを通じてコミュニケーションをとってくることがあります。我が家でも、いつか幽霊が、音声AIを通じて「ホシノサン、ウラメシヤ」などと話しかけてくるのではないかと、ひやひやしています。