2021.02.15

「イオンモール」、持ち帰り専用「モバイルオーダー」の実証実験 レストランやフードコートの商品を一括注文

イオンリテールは2月11日、「イオンモール東久留米」において、レストラン・フードコート・食物販専門店を対象に、アプリから複数の専門店の商品を一括で注文・支払い・受け取りができる「モバイルオーダー テイクアウトサービス」の実証実験を開始した。実験期間は約3カ月間。デジタルを通じて専門店の新たな顧客接点を作り、飲食専門店の販路拡大を支援する。

「モバイルオーダー テイクアウトサービス」は、従来の1店舗ごとに購入するスタイルではなく、複数の専門店の商品をまとめて注文・支払い・受け取りできるサービス。注文した商品は最短30分で、車に乗ったまま受け取れる「ドライブピックアップ!」または、店内の「テイクアウト受取カウンター」にて受け取ることができる。専任のポーターが各店から商品をピックアップして受渡し場所まで運ぶため、複数の店舗の商品を注文した場合でも、まとめて受け取ることが可能だ。



利用者は「モバイルオーダー」のスマホアプリから、購入したい店舗とメニューを選択して注文する。支払いもアプリ上でまとめて行うことができる。受け取り場所と時間も選択でき、商品の受け取り時は、受付番号のスマホの画面を提示する仕組みだ。さまざまな店舗の商品を一括で購入できるため、和洋中のメニューや総菜、ファーストフード、デザートなどから、フードコートのように家族それぞれが好きな店の食事を楽しむことができるとしている。



実験期間は、2月11日~4月29日の約3カ月間。対象店舗は、「イオンモール東久留米」の レストラン・フードコード・食物販専門店のうち15店舗で、「宇都宮 黄金の華」「ケンタッキーフライドチキン」「さち福やカフェ」「讃州釜揚げうどん 丸亀製麺」など。来店だけではない、消費者との新たなタッチポイント作りにより、専門店の営業をサポートする。

新型コロナウイルス感染症拡大により、店内での飲食機会が減る一方、テイクアウトやデリバリーを利用する人が増えている。こうした状況を受けイオンリテールは、モバイルオーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」と、「イオンネットスーパー」のサービス設備を活用した新たなプラットフォームを提供することで、販売チャネル拡大による飲食専門店の支援と、複数の専門店の商品が一括で購入できるショッピングセンターならではの便利で楽しい買物体験を提案する考えを示した。

今回の実証実験の結果を踏まえ、今後は首都圏のショッピングセンターを中心に展開し、2022年2月までに、順次その他のエリアへの拡大を目指すとしている。

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