2021.01.31

エステ展開のミス・パリ、EC売上30%増 コロナでダイエット商材や基礎化粧品の需要増

商品部の三桶裕司主任

エステ事業や化粧品販売などを行うミス・パリは、ECサイト「ミス・パリ・オンラインショッピング」を運営している。昨年から続くコロナ禍で、ダイエット商材や基礎化粧品のニーズが拡大している。今年は国内外に向けたさらなるファンづくりに力を入れる。

自社ECを含む前期(2020年9月期)のEC売上高は、前期比30%増の約8000万円だった。「コロナ太り」が注目されるようになったことと、「巣ごもり消費」によるECの利用拡大が売り上げを押し上げた。

特にダイエット商材の売れ行きが良かった。既存商品に加えて、昨年6月からは、粉末を水に溶かして飲むドリンク「7Days Diet」の販売を自社ECなどで始めた。


コロナ太りのニーズに応える「7Days Diet」

マスクによる肌荒れを気にする人も増えている。同社は女性向けだけでなく、メンズ向け化粧品も展開している。

メンズ向けでは、スキンケア商品「ダンディハウスオールインワンジェル」を主力商品に位置付ける。「肌は1年中、さまざまな刺激にさらされている。例えば日焼けによる炎症を抑えたり、シーズンを問わずいろいろな用途に使っていただける」(商品部・三桶裕司主任)と言う。

容量は80グラムで、単品購入の価格は税込5,280円。定期購入も展開している。

昨年9月からは、新規顧客向けのトライアルセットも販売している。スキンケアローションとオールインワンジェルの各3回分セットで、価格は税込1,188円。

中国向けの越境ECにもさらに力を入れる方針。「中国の市場は計り知れないほど大きい。越境EC向けの商品づくりにも力を入れていきたい」(同)考えだ。現在はライブコマース経由の売り上げが順調だという。

「昨年春に緊急事態宣言が発出され、店舗の売り上げが落ち込んだとき、ECは逆に売り上げがずっと伸びていた。ECの強化は、会社の中でもかなり注目している部分」(同)と言い、今年はECチャネルのさらなる強化に乗り出す。


「ミス・パリ・オンラインショッピング」
https://shop.miss-paris.ne.jp/fs/pariscosme/c/

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