2021.01.28

【2021年注目のEC支援サービス】Spelldata、導入後に売上3倍増の例も 表示速度測る「キャッチポイント」

竹洞陽一郎社長

Spelldataは、ウェブパフォーマンスの監視・計測ツール「catchpoint(キャッチポイント)」を提供している。ウェブページの表示速度を効果的に計測し、遅れの原因を突き止める。EC事業者を含む利用企業は、導入後に売り上げが約30%増加している。中には3倍増に伸長した企業もあるという。
 
「キャッチポイント」は、ウェブの表示速度を定常的に解析するシステム「シンセティックモニタリング」と、アクセスがあったときの表示速度を毎回観測するシステム「リアルユーザーモニタリング」の大きく二つを提供している。用途に応じてどちらかを利用する企業が多い。
 
人気が高いのは、原因を見つけ、改善につなげる「シンセティックモニタリング」。
 
例えば15分に1回、ウェブの表示速度を自動で観測する。ブラウザ環境の違いや、地域ごとのばらつきなど、速度が遅い場合の原因を解明する。この測定に基づいたウェブの改善を行ったところ、表示速度が向上し、導入企業の大半が売り上げの増加につながった。利用料金は年間100万円程度から相談に応じる。
 
地方地域では表示速度に問題があるケースも少なくないといい、「ウェブの改善は、潜在的な地方顧客の開拓にもつながる」(竹洞陽一郎社長)と話している。


「catchpoint」
https://spelldata.co.jp/catchpoint/index.html

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