2020.03.07

【‶越境EC″総力特集2020】ECMSジャパン、物流のLCCが好評 アジアに加え米国向けも開始

小松英樹社長

越境配送支援のECMSジャパンは、国際スピード郵便(EMS)よりも半額程度の料金でアジア向け配送サービスを提供している。アマゾンなど大手EC事業者をクライアントに抱えており、1日数千個の荷物を中国などアジア地域に配送。アジアに加え、3月までに米国向け配送にも本格参入する。

航空宅配サービス「B2Cダイレクト」は、中国や香港、台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポールに格安で商品配送を行っている。「物流業界のLCC(ローコストキャリア)」を自負しており、グローバルの大手配送業者より、配送スピードは劣っても、品質は維持し、格安で荷物を海外顧客に届けている。

「3月までに米国向けの配送を本格始動する。米国には日本法人よりも先に現地法人を構えており、米国とアジアや欧州をつなぐ便を運営している。現地の配送網を活用してニーズの高い米国向け配送も開始し、アジアと米国向けの商品配送をワンストップで請け負える体制を整える」(小松英樹社長)と話す。

現地配達までを一気通貫でサポートしており、配送地域のルールに基づき、正確な関税にも対処する。顧客サポートも強化し、配送状況の確認やトラブル発生時の連絡などにワンストップで対応している。

さらに千葉・印西に自社倉庫を設けており、越境EC向け商品の保管からピッキング、梱包、出荷まで対応している。

「国内の配送コストや海外顧客までのリードタイムを考え、自社倉庫にお預けいただくケースが増えている。今後、倉庫も拡張していきたい」(同)と話す。

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