2度目の緊急事態宣言で、不要不急の外出自粛が改めて求められる中、健康的で快適な家の中での過ごし方に注目が集まっている。フィットネス、美容、調理家電、食品の各分野から、編集部が選んだ「おうち時間」を充実するアイテムをまとめた。長引く外出自粛によってアップデートしている「おうち時間」。さまざまなニーズに新たな商品と販促で応えたい。
<CONTENTS>・【フィットネス】ホームジムは次の時代へ・
【おうち外食で支援広がる】食材廃棄削減をECで応援・【美容品】美容機器の需要拡大に期待・【調理家電】本格調理家電の需要拡大 【フィットネス】ホームジムは次の時代へ
「おうち時間」に、運動は不可欠となった。在宅勤務の定着化とともに、家で運動する新たな需要を生み、フィットネス商材は今も注目の商材となっている。
テレビやカタログ通販による、フィットネス器具の販売が伸びている。フィットネスを専業とする事業者の台頭も目立ってきた。
フィットネス器具は、エアロバイクやヨガマットなどが売れており、オンラインや専用アプリなどを通じて、ウェブ上でのコミュニティーを構築した商材も勢いがいい。
プロテインの販売も好調で、筋力増加というイメージから、健康や体力の維持といった販促を行う事業者を増やしている。普段、プロテインを摂取しない消費者からの購入が増え、プロテイン市場も注目を集めるマーケットになっている。
コロナの感染拡大よって始まった在宅運動が、「ホームジム」という新たな段階に入ろうとしている。現在、米国を中心に話題となっているのは、鏡のような形状をしたフィットネス機器「MIRROR(ミラー)」だ。ミラーは、「ほとんど見えないホームジム」をコンセプトに、インテリアの一部として鏡越しにトレーニングができる仕組みだ。
鏡を見ながら家族でトレーニングもトレーニングは50以上のジャンルから選べ、初心者から上級者まで、それぞれに最適な内容を提供する。高度なカメラや機械学習を内蔵しているため、わずかな時間でも最大の結果が得られるようになっている。オンライン上で、友達と競い合いながらのトレーニングもできる。
こうした商材が「ホームジム」の新たな可能性を広げて、次の時代に進んでいることを示す一つの指標といえる。