2021.01.17

【2021年 年頭所感】日本通販CRM協会 向徹代表理事「加速するECと日本的CRM」

明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
 
昨年は感染症による影響もあり、時代と業界が大きく動いた1年でありました。通販・Eコマース市場においては、いち早くEC化へシフトした企業が売り上げを維持、もしくは加速された中、EC化へ遅れをとった企業もあったと思われます。
 
CRMの取り組みとしては対面が難しくなり顧客接触が難しくなった反面、WEBへかじを切り替え、顧客訪問をWEBで加速させた企業も多く見られ印象的でした。一つは状況の変化に対応する情報を持っていたかどうか。もう一つは変化への社内対応基準などにより、大きな変化や差もあったのではないかと考えます。
 
日本通販CRM協会におきましても変化に対応するため、会員企業のCRMへの関心がさらに高まった一年でもあったと実感しております。
 
CRMへの取り組みが加速する中、より本質的なCRMの習得への関心も高まっていると思われます。これらのニーズに対応するため、JCRMを概念とポイントに分けて習得する講座の実施を始めることと致しました。また、変化に対応するリアルな情報交換など新しいWEBコンテンツを増やし、皆さまの成長へ貢献できればと考えています。
 
すでに動き始めたECへの加速に加え、取り組みが加速し始めたCRMも単純なものから複雑化してきています。施策にフォーカスをすることだけでは今後の差別化とならなくなってきます。
 
まさに今、改めて基本に立ち返り自社が本来持つ根本的価値をCRM活動へ落とし込み、「らしさ」を追求していただくことが長期的成長へつながっていくのではないかと思っております。
 
一社一社のお取り組みと貢献の総和が、日本のEC通販業界の発展へとつながり、世界から称賛される日本的CRMの形へ近づいていくものと考えております。
 
最後となりますが、本年も皆さま方のますますのご健勝を祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

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