2021.01.12

「KURADASHI」、緊急事態宣言で増える「流通先を失った食品」の買取強化 無料で販促を支援する「サポートプログラム」を実施

社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI(クラダシ)」を運営するクラダシは1月8日、同日発令された緊急事態宣言に伴い、卸売業や飲食店などの食品関連事業者の「流通先を失った食品」の買い取りを強化する「サポートプログラム」開始した。

「KURADASHI」は、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%オフで消費者(会員)へ販売。売り上げの一部を社会貢献活動団体に寄付する日本初・最大級の社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム。今回の「サポートプログラム」では、流通先を失った食品を買い取り、「KURADASHI」にて販売するとともに、「KURADASHI」ユーザー向けの販促を無料で実施する。販促内容は、KURADASHI公式SNS、メールマガジンなどでの配信を予定している。対象事業者は、コロナ渦で困難を抱える食品関連事業者で、対象商品は食品、飲料、アルコール。参加費用は無料となっており、登録料や販促費用などは必要ない。申し込み期限は2月26日。



2020年4月に発令された緊急事態宣言では、多数の飲食店が営業時間短縮を求められた。その状況に比例して、「食べられるにもかかわらず余った食品」の量も増加した。この状況を解決するため、官公庁も積極的にプロジェクトを実施しており、「KURADASHI」も参加しているが、農林水産省の補助事業は2021年2月をもって終了予定となっている。

そして今回、再び緊急事態宣言が発令され、飲食店の営業時間短縮が要請されるにあたり、多くの食品が余ることが予想される。その影響は、飲食店だけではなく飲食店を卸先とする食品関連事業者にも波及するほか、販売できずに消費・賞味期限が切れた食品の廃棄コストという追加の負担も発生するとし、「サポートプログラム」を通して、こうした食品関連事業者の困りごとの解消を図る考えを示した。食品関連事業者にとっての販路の一つとして「KURADASHI」を活用するとともに、約14万人の「KURADASHI」ユーザーに向け、「買って&食べて応援」のアクション喚起を目指す。


「KURADASHI」
https://www.kuradashi-mottainai.com/

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