2021.01.08

【新春インタビュー】 ARTISTIC&CO. 近藤英樹社長「日本ECは今年30億円を目標」

ARTISTIC&CO. 近藤英樹社長


中国を中心に美容機器やスキンケア用品のEC事業を展開するARTISTIC&CO. (アーティスティックアンドシーオー)は2020年6月から、日本国内の美容品EC市場に進出している。日本向け美容品のEC売り上げは2021年(1−12月)に30億円を目指す。今後力を入れていく日本向けの販促、マーケティングなどについて近藤英樹社長に聞いた。


口コミ重視の販促が奏功


――2020年8月期のEC売上高と、その手応えは?

前期の売り上げは前期比36%増の133億円だった。コロナ禍の影響による「巣ごもり消費」や、中国市場におけるEC販路の充実などが増収要因となった。EC売上高は、中国における売り上げがほとんどを占めている。

当社は2020年6月から日本で美容品ECを開始した。ここまで予想を上回る手応えを得ている。日本市場におけるEC売り上げは、2021年(1−12月)に30億円を目指す。

――中国市場での美容品ECは2017年9月から開始した。短期間で売り上げが大きく拡大したが、どのようなプロモーションが奏功しているのか?

インフルエンサーや既存顧客による口コミを最大化したことが売り上げ拡大につながっている。当社が主力としている美容機器ブランドの価格は14万5000円~20万円と高額だが、口コミが新規顧客の購入を後押ししている。アンバサダーはやみくもに著名人に依頼するのではなく、当社の美容機器のファンになっている人を選び、起用している。気持ちの入り方が違うので、エンドユーザーの心に響く販促ができていると思う。昨年の「独身の日」は、ライブコマースの配信によるプロモーションも奏功した。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事