2020.12.17

消費者庁、クリスマス控え注意喚起 人気ゲーム機の偽販売サイト

人気ゲーム機の販売を装う偽サイト(消費者庁公表資料より)

消費者庁は12月10日、人気家庭用テレビゲーム機の販売を装う偽のECサイトについて、被害概要の周知と年末商戦を控えての注意喚起を行った。同一とみられる事業者が短期間で複数の偽サイトを運営。利用者が代金を支払ったにもかかわらず、商品が届かないという被害が多数発生している。
 
消費者庁の調査によると、今年の8月ごろから任天堂の人気ゲーム機「ニンテンドースイッチ」や、家電商品などの販売を装う偽のECサイトによるサイトによる被害が頻出しているという。
 
偽サイトの運営者は、リスティング広告などを使用し消費者をサイトに誘導。通常のECサイトのように販売処理を行い、決済が完了しても商品を発送しない。
 
偽サイトは「OTOKU」や「TAKUMI」といった屋号で8サイトが確認されている。各サイトは2週間など短期間で閉鎖され、その後間もなく同一の構成の別サイトが公開される。このことなどから、消費者庁は一連の偽サイトは同一の運営事業者によるものとの見解を示している。
 
消費者庁は、クリスマスや年末年始で家庭用ゲーム機の需要が高まることを踏まえ、改めてECサイト利用時の慎重な検討を消費者に呼び掛けた。

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