コロナ禍の勝ち組は?
「futureshop」シリーズの4月以降の流通総額は、前年同期比40%以上拡大している。コロナ禍でEC需要が伸びているからといってすべての事業者が成長しているわけではない。
「コロナ禍では事業者によって明暗が分かれている。ファッション分野でもビジネス系のアイテムは苦戦している。商材以外ではコロナ前に会員をどれだけ獲得できていたか、デジタルマーケティングにどれだけ取り組んでいたかで差が大きく出ている」(同)と見ている。
会員を多く抱えているブランドは実店舗が営業自粛した際も、ECサイトで購入できることを既存顧客にアピールすることができた。LINEを有効活用していた店舗も効果的にECサイトに誘導できる。「スタッフスタート」を導入していたブランドは、スタッフが自宅からコーデ画像を積極的にあげることで、ECサイトの集客促進やコンテンツ強化につなげることができた。
「『ビジュモ』はインスタを活用しているブランドでも多くのフォロワーを抱えている大手ブランドでないとうまく活用できないのではないかと懸念していたが、顧客と近い距離感でコミュニケーションを取っている中小ブランドでも有効に活用できていた」(同)と話す。
フューチャーショップはファッションECに成長に役立つソリューションといち早く連携しており、豊富なセミナーや充実したサポートで積極的に導入を支援している。コロナ禍ではセミナーはオンラインにシフトし、講座も平日2日1日のペースで開催。立ち上げに向けたオンラインでの個別相談も受け付けている。
今後も外部ソリューションとの連携やサポート体制の強化をさらに進めていく考えだ。
「futureshop」
https://www.future-shop.jp/