2020.12.03

阪急キッチンエール関西、中間売上52%増 コロナ以降に稼働増加

近畿エリアで食品宅配を手掛ける、阪急キッチンエール関西の2020年4-9月期(中間期)における売上高は、前年同期比52.5%増の46億円だった。20年3月期の売上高は65億円で、年末年始商戦を前に通期実績を上回るのは確実な情勢だ。
 
今年3月以降、新規入会や既存会員の稼働が大幅に増加。緊急事態宣言期間は受注制限したが、8月以降は利用頻度や購入単価も平常化しつつあるという。その後、新規会員の獲得活動も再開し、主力の週刊カタログの構成を見直した。週ごとにページ数を増減し、「旬」の訴求や「話題性の高い商材」の特集を組むなどめりはりをつけた。
 
コロナ禍においては、増やしたページで「マスク」「除菌」関係の商材や、「おうち時間」を楽しむ商材の掲載を中心に訴求した。
 
また、高齢者向け商材の「楽ものがたり」において、少量・簡便を軸にした食品を掲載していたが、それらを分散させて品目ごとに掲載することで、買い回りの利便性を図った。
 
下期以降については、「宅配の利便性を生活スタイルに取り込んでいただき、今後の定期的・継続的な利用を促していきたい」(同社)と話している。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事