2020.11.29

アパレルの余剰在庫EC「APPACLE」、コロナで会員数3倍超 仕入れや副業で利用するケースも

「アパクル」の仕組み

衣料品の販売を手掛けるAppacle(アパクル)は2018年から、アパレルメーカーや商社からの余剰在庫を販売するECサイト「APPACLE(アパクル)」を運営している。シーズンや流行が過ぎ、売れ残った衣料品を再利用。持続可能な社会を目指しているという。

「アパクル」は会員制の販売サイトで、年間契約で毎月1万5000円から利用できるサービスだ。同社がメーカーや問屋、商社から余剰在庫の衣料品を9割引きの価格で仕入れ、原価で顧客に衣料品を販売している。現在、10社と仕入れの契約を結んでいる。


会員制販売サイト「アパクル」

衣料品を安価に購入できるだけでなく、実際に衣料品を販売している事業者が「アパクル」で安価に洋服を購入し、小売りしている事例も多い。星野社長は、「新型コロナウイルスの感染拡大により、ネット販売全体の需要が高まり会員数は大幅に伸びている。また、コロナ禍で収入が得られなくなった人が『アパクル』で服を購入し、副業としてフリマサイトや個人のセレクトショップで販売する人が多くなり、ユーザーの全体数が伸びている」と話す。今年2月以降、344人だった同サイトの会員数は、1200人に拡大している。

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