【記者コラム】経営とは？仕事とは？

先日、新しく取材した会社社長と、経営や仕事について約2時間話をしました。取材に行ったつもりが、経営者魂を刺激してしまったのか、ずっとこのテーマで話をしました。

改めて気付かされたことが多くありました。事業は「顧客を喜ばせるためにある」という言葉が印象的で、コロナ禍ということもあり、こうした会社経営の本質を忘れてしまっていたような気がします。

この会社は、店舗とともにECを展開しています。店舗に来た人に対し、丁寧な接客を行い、確実なファンを作る。ファンになった顧客はECサイトを利用する。この循環を作り上げ、店舗は都内の一等地で8年経営を続けています。

丁寧な接客とは、時間をかけるのは当然で、顧客の悩みや課題を解決することも含まれます。お客から、「御社のような会社に出会えてよかった」という声をもらうことがなによりうれしいといいます。会社と自身の存在意義をこの言葉を聞くことで、確認しているそうです。

経営や仕事に関する意義を求めるビジネス本があふれています。手法や心持ちも重要ですが、顧客を喜ばせるという本質は、忘れてはいけないと改めて感じた時間でした。肝心な取材のほうは、メールや電話で後日お願いしたいと思っています（笑）。