2020.11.05

AmidAホールディングス、「ハンコヤドットコム」が21%増収に コロナ禍でECにシフト

印鑑のECサイト「ハンコヤドットコム」を運営するAmidAHDの2020年7‐9月期(第1四半期)の連結売上高は、前年同期比21.8%増の7億5100万円だった。新型コロナウイルスの影響で、個人顧客がリアル店舗からECにシフトしたことで購入者数が増加した。
 
「ハンコヤドットコム」のセグメント別売上高は、彫刻(印鑑・印鑑ケース)が同21.1%増の4億8534万円、スタンプ(浸透印・ゴム印)が同19.5%増の1億9798万円、印刷(名刺・カレンダー)が同27.6%増の2554万円だった。
 
モール別の売り上げの内訳は自社サイトが94.6%、楽天市場が4.7%、ヤフーショッピングが0.7%だった。
 
「ハンコヤドットコム」など顧客向けの販売サイトが自然検索で上位表示されており、グループサイト全体の訪問客数(流入数)は同29.9%増の457万4245件だった。
 
流入数のうち実際に購入に至った割合(CVR)は同0.1ポイント減少して2.5%に。受注件数は同23.1%増の2万1597件増加した。その結果、EC事業の客数は同24.2%増の11万4100人、客単価は同2.0%減の6583円だった。第1四半期の営業利益は、同173.7%増の1億円だった。
 
今期は高価格帯の製品強化のほか、ブランドイメージの向上を図る。「ハンコ工房KAGURA」で、購入しやすい価格帯の商品もラインアップしていく。今年8月にはノベルティ販促品の「名入れトートバック館」を開設している。

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