2020.10.15

ヤッホーブルーイング、6カ月連続で月商50%増 新規・リピーターともに倍増

クラフトビールのECサイト「よなよなの里」を運営するヤッホーブルーイングの4~9月度の月次業績が、6カ月連続で、前年同月比50%超の増収を記録したことが分かった。中でも、4・5・8・9月度の月商は、前年同月比約2倍になったという。2019年10月~2020年9月の1年間の新規顧客数は、前年同期間比で倍増した。2回以上購入したリピーター数も、同じく倍増したとしている。
 
ヤッホーブルーイングは、自社ECサイトと、楽天市場などのECモールで、「よなよなエール」「インドの青鬼」「水曜日のネコ」といったクラフトビールを販売している。
 
ヤッホーブルーイングでは、初回購入した顧客に対して、メールマガジンや同梱物などでリピート購入を促している。最終的に、24缶ケースのビールの定期宅配につなげる戦略をとっている。「超宴」などの大規模なリアルイベントを開催するなど、顧客を同社のロイヤルユーザーとして定着させるための独自の取り組みを実施している。
 
同社のEC顧客や売り上げが倍増した背景には、巣ごもり消費の拡大があるようだ。5月の連休前後に初めて同社のECを利用した顧客が、そのまま定期宅配の顧客として定着したというケースも多いとしている。8~9月には、「夏休み」や「バーベキュー」を訴求したPRを実施した。こうした取り組みも、売り上げが増加する要因になったとしている。
 
同社は今年、「超宴」などのリアルイベントをすべて中止。ユーチューブを使ったオンライン配信のイベントを行った。5月に初めて実施したライブ配信イベント「”おうち”超宴」の視聴者数は、1万人に達したという。リアルイベントには来場しづらい、九州や関西地方のユーザーが積極的に参加したとしている。


「よなよなの里」
https://yonasato.com/

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