2020.02.28

メルカリ、リアル店舗で出品支援 発送用ポストも5000カ所設置

リアル店舗「メルカリステーション」のイメージ

メルカリは2月20日、フリマアプリへの出品を支援するリアル店舗を今春から展開すると発表した。21年夏までに全国主要都市に店舗展開する計画。投函することで発送手続きが完了する無人ポストも23年までに全国5000カ所に設置する。手続きや作業の負担を軽減し、出品のハードルを下げるのが狙い。

出品経験のない潜在顧客向けにリアル店舗「メルカリステーション」を展開する。第1号店は今春、業務提携を締結した丸井が運営する新宿マルイ本館に開設する。

店舗ではメルカリの使い方を教える「メルカリ教室」を実施する。商品を撮影したり、資材を購入して梱包したり、カスタマーサービスにライブチャットで質問したりできるようにする。全国のショッピングモールや商業施設内に出店する計画だ。

商品発送用の投函ボックス「メルカリポスト」を全国5000カ所に設置する計画も発表した。商品が売れた後、アプリに表示されたQRコードを「メルカリポスト」でかざすと自動で発送ラベルを印刷。ラベルを添付した商品を投函するだけで発送が完了する仕組み。


商品発送用の投函ボックス「メルカリポスト」

リアル店舗に設置するほか、今夏から全国のドコモショップやユーザーの生活導線上や人口密集地に設置する予定だ。

「あとよろメルカリ便」は、複数の出品商品をまとめて倉庫に送付し、販売後の梱包・発送作業を提携業者が代行するサービス。物流プラットフォームを提供するオープンロジとメルカリのAPIを連携することで実現した。2月から試験的にサービスを提供し、本格展開に向けて準備を進める。


「あとよろメルカリ便」のサービスフロー

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