2020.10.02

ユーズドヴィンテージショップ「ALLU」、越境ECサイトを開設 ストリートからハイブランドまで海外販売

バリュエンスグループは10月1日、グループ企業であるバリュエンスジャパンが運営するユーズド・ヴィンテージショップ「ALLU(アリュー)」において、越境ECサイト「ALLU グローバルオンラインストア」をオープンした。世界に通用する事業ブランドとしての確立を目指す。

「ALLU」は、ストリートブランドやセカンドブランドなどの中古品から厳選されたハイブランドのヴィンテージ品までを扱うユーズド・ヴィンテージショップ。2018年にオンラインストアを開設してからは、国内外のECモールへ積極的に展開し、その販路を拡大してきた。在庫連携による多販路同時出品の実現やオムニチャネル化の推進、顧客との親身なコミュニケーションを通じ、EC全体の売上高はここ1年で約2倍に成長したという。

今回オープンした「ALLUグルーバルオンラインストア」では、国内と同様、販売終了となったストリートブランドなどの中古品から、希少なハイブランドのヴィンテージ品まで幅広く取り揃えるという。掲載商品は全て、国内外に70店舗を超える買取拠点を展開し、更なる店舗拡大を進めるブランド買取専門店「なんぼや」グループから仕入れたもの。仕入れた商品は専門チームによる検品やメンテナンスを行っており、品質の高い商品を安心して購入してもらえるとしている。自社越境ECの運営を通して、海外販売における運営ノウハウの蓄積に加え、自社運営だからこそ取得可能なデータを全世界のマーケティング展開に活用し、今後の更なる成長を目指す考えを示した。


販売終了となったストリートブランドから希少なハイブランドのヴィンテージ品までそろえる

世界のラグジュアリー品中古市場規模は、2018年から2021年にかけて年率12.1%の成長が予想されている。また中古のラグジュアリー品を購入する人のうち約80%がオンラインを利用すると言われ、世界における中古ラグジュアリー品の越境ECの需要は今後大きく拡大することが期待されるという。

「ALLU」においても、海外からのアクセス数が2019年から現在にかけて約2倍に増加。越境ECモールへの出店やSNSを通じて海外の顧客とのコミュニケーションを深めてきたという。一方で「もっと気軽に購入したい」といった声も寄せられたことから、自社越境EC「ALLUグローバルオンラインストア」の開設に至ったとしている。自社による海外販売能力を強化・拡充することにより、世界中の消費者のインサイトを捉え、一人ひとりに最適な価値提供の実現と世界に通用する事業ブランドとしての確立を目指すとしている。


「ALLU グローバルオンラインストア」
https://global.allu-official.com/

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