2020.10.02

三協、顧客ごとにシステム構築 自社SE体制で柔軟に対応

物流事業を手掛ける三協は、顧客の業種や販売戦略に応じた物流システムの構築を強みにしており、コロナ禍で取引先の評判を高めている。

同社は、自社でシステムエンジニア(SE)を抱え、各企業が使用しているシステムと連携できる。楽天市場やヤフーショッピング、アマゾンなどのモール連携だけでなく、ベースやショッピファイなど自社ECで販路を広げたい企業でも対応が可能だ。

直近では、同社が独自開発したWMS「SANTA(サンタ)」を活用し、福袋を使った販促企画を初めて行う企業を支援した。サンタに、売れ残った商材の中から、品番と色を分散し、サイズも統一される自動生成のピッキングシステムを搭載し、直前までの販売状況を考慮した福袋販売を行った。福袋販売は、事前に用意したものを提供するのが通例だが、販売状況に応じた福袋販売という新たな施策で、売り上げアップと利益向上に寄与することができたという。

販促状況と物流を連携させた物流システム構築が、売り上げ向上に直結しており、「EC売上高が昨対で3〜4倍になった企業も多くいる。顧客の販促に対し、自由度の高い物流システムを構築できる点が、コロナ禍でも売り上げアップにつながる理由」(同社)と話している。


三協
https://www.kk-sankyo.com/



【ECソリューションマップ2020〈物流編〉】
101サービス収録のカオスマップ コロナに強い物流支援を記事紹介
https://netkeizai.com/articles/detail/1948

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