2020.10.01

ロジザード、OtoO展開を支援 ECと店舗の在庫を簡単に管理

クラウド型在庫管理システムのリーディングカンパニーであるロジザードは、小売業のOtoO(オンライン・トゥ・オフライン)展開を積極的に支援していく。新型コロナウイルスの感染拡大で、アパレル販売事業者などがEC展開を強化し始めているからだ。ロジザードの在庫管理システムを利用している優良な倉庫事業者を紹介するなど、ECと店舗の相互送客を図るオムニチャネル展開を支援する。

クラウド型在庫管理システム「ロジザードZERO(ゼロ)」は、導入の相談から最短1カ月間で導入が可能。現在、1244カ所の物流現場で稼働している。

新型コロナウイルスの影響で、ロジザードにもBtoBを中心としていた小売事業者からの引き合いが増加。店舗への出荷数が滞る中、「強制的にECへの取り組みを検討しなければならなくなった事業者が多い」(亀田尚克取締役営業部部長)ためだ。

ロジザードは物流倉庫を紹介するサービス「ロジザード・マッチン」を手掛けている。コロナ禍においては食品を取り扱う事業者から「ロジザード・マッチン」への相談が数多く寄せられている。倉庫を紹介する際の手数料などはかからない。

基本的には「ロジザードZERO」など、ロジザードが提供するシステムを利用している倉庫を紹介している。ただ、案件によっては「ロジザードZERO」を使う必要がないこともあることから、倉庫事業者の意向を優先しながらシステムを利用していない倉庫を紹介することもある。

クラウドオムニチャネルツール「ロジザードOCE」に対する需要も増加していきそうだ。実店舗・EC・カタログやテレビ通販など、複数のチャネルで商品を販売する場合、 オムニチャネルで在庫管理の一元化を実現することで、売り逃しをなくしたり過剰在庫を防ぐなどの効果が見込めるからだ。

今後は物流ロボットの使用についても積極的に提案していく。その一環として今年7月、物流ロボットを提供するギークプラスとの共同開発により、「ロジザードZERO」と自動搬送ロボット(AGV)「EVE(イヴ)」が標準連携した。

これにより、「ロジザードZERO」のオプションとして「EVE」が利用可能となり、導入までのスピードが格段に速まるほか、速やかに標準業務フローでの利用が可能となる。


ロジザード
https://www.logizard.co.jp/



【ECソリューションマップ2020〈物流編〉】
101サービス収録のカオスマップ コロナに強い物流支援を記事紹介
https://netkeizai.com/articles/detail/1948

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