美容液「I`M PIMCH(アイムピンチ)」のECを展開するMIRAIは19年10月にマーケティングオートメーション(MA)ツールを導入したところ、既存顧客へのメールの開封率が、従来比で3~4ポイント向上したという。メルマガスタッフの残業時間も、週平均4時間削減できるようになったとしている。導入したのはMAツール「EC Intelligence(イーシーインテリジェンス)」だ。MIRAI 感動支援グループの下間淳子部長に、秘訣を聞いた。
開封率が他ツールよりも4ポイント改善
――MIRAIの美容液「I`M PIMCH」について教えてください。
MIRAIは今年で創業12年目になりますが、創業後間もなく、エイジングケア美容液の「I`M PIMCH」を発売しました。今でも当社の主力商品となっています。ここ数年で多くのお客さまに知られるようになり、これまで累計100万人を超えるお客さまに利用いただきました。トライアル品を申し込んでいただいたお客さまに、定期購入の通販を提案して、お客さまのキレイの実現に挑戦しています。
――MAツール「EC Intelligence」を導入して、大きく成果が出たと聞きました。導入のきっかけを教えてください。
それまで活用していたCRMツールが原因で徐々に落ちてきていたメールの開封率を改善する必要があったからです。最大で35%あった開封率が、一時は22%に減った時期もありました。お客さまへのメールが、システム上では「到達」となっていても、実際には迷惑メールに分類されていたりして、お客さまに正確に届いていなかったのです。
昨年10月に、複数のCRMツールのテスト導入を行ったところ、「EC Intelligence」の開封率が最も高かったことから、導入に至りました。別のツールを使って配信したメールの開封率は22%でしたが、「ECインテリジェンス」は、25~26%を記録しました。開封率が高まるのに比例して、売り上げも増加しました。