2020.02.27

アマゾンジャパン、高額配送料は違反に 新型肺炎関連商品の出品者に見解

アマゾンジャパンはこのほど、マスクなどの新型肺炎対策関連商品の出品の際に、高額な配送料を設定している場合、出品者に対して、商品の出品取り下げの措置を行う可能性があるとの見解を示した。「アマゾン」のマーケットプレイスでは、新型肺炎の流行が確認されて以降、マスクなどの商品を、通常の数十倍の配送料にして出品するケースが散見され、問題視する声が上がっていた。

「アマゾン」では現在、マスクなどの新型肺炎関連商品について、出品者が配送料を5000円以上に設定するケースが多く見られている。中には1万円を超える送料が設定されているものもある。本紙が、「アマゾン」内で「マスク」をキーワードにして検索し、検索にヒットした50枚入りのナショナルブランドのマスクの商品(税込1500円)では、通常400円〜600円程度の配送料が、1万5000円に設定されていた。

こうした商品が多数確認されていることについて、アマゾンジャパンは、「出品者が発送する商品の配送料は、出品者が決定している。「アマゾン」では、お客さまの信頼を損なっていると判断した場合には、該当する出品者や出品に対して相応の措置を取る場合がある」とし、出品の強制的取り下げを辞さない姿勢であることを示唆した。

「アマゾン」では、新型肺炎の流行が確認された1月下旬以降、マスクやアルコール除菌グッズといった商品に、高額な値付けを行って出品する例が多く見られていた。アマゾンジャパンは、「アマゾン」内の監視を強化。「アマゾン」の規約に違反する高額な出品については、出品の取り下げを行う措置を取っていた。

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