2020.08.28

【<親会社上場で注目アップ>ソフテル 北川社長に聞く】「ECの一元管理」超えた『カスタマイズ』『オムニ』に強み

ソフテル 北川輝信社長


POSや倉庫管理まで提供、流通のハブに


――カートシステムやPOSシステム、倉庫管理システムまで提供しているのも強みですか?

クライアントの求めることが広がっており、当社もリアル店舗向けタブレット型POSシステム「レジする蔵」や、自社倉庫向け在庫管理システム「ロジする蔵」などを開発してきました。「通販する蔵」と「レジする蔵」を導入すればリアル店舗とECサイトの在庫や受注情報をリアルタイムに管理できます。大手のPOSシステムより安価に導入でき、大手が実現できないEC連携が容易にできるということで導入を決めていただいた企業もあります。

当社ではECだけの一元管理というよりは、流通の一元管理システムを目指しています。外部システムとの連携は強化しており、主要モール、主要カートとはほとんどつながっています。倉庫連携もどんどん進んでおり、当社が流通のハブとしての役割を担うケースが増えています。

――今後、追加を予定している機能は?

リアル店舗での受け取り機能を標準的な仕組みとして提供していきたいと思っています。すでに数社にはその仕組みを提供しています。全国に50店舗くらい展開している中堅アパレル企業にも顧客がネットで注文した商品を、最寄り店鋪に在庫があればその在庫から、在庫がなければ倉庫から最寄りの店舗に送って顧客に渡せるようにする仕組みを提供しています。

――将来的な目標は?

物販ECの流通全体の10%を当社のシステムでカバーできるくらいの規模を目指しています。現状ではまだ2.5%ほどですが、2027年までに目標達成できるように成長したいと思っています。


「通販する蔵」
https://www.suruzo.biz/



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