2020.08.20

「Oisix」、第1四半期はコロナ禍で売上36%増 埼玉県内に新物流拠点を開設

オイシックス・ラ・大地の2020年4―6月期(第1四半期)における食品EC「Oisix」の売上高は、前年同期比36.0%増の112億6000万円だった。営業利益は顧客単価が約20%増加したことが貢献し、同153.5%増の23億6000万円だった。新型コロナウイルスの影響で、急激に需要が拡大し、既存の出荷キャパシティーを超過。3月末から4月末までの1カ月間、新規会員登録を停止したことで、約会員数1万人の純増を逸したという。
 
「Oisix」の会員数は同13.8%増の25万2303人で、会員1人当たりの月間購入金額は同24.6%増の1万3822円。コロナによる既存会員の受注増もあり、購買単価と頻度ともに増加した。
 
ミールキット「Kit Oisix」の定期会員は同24.6%増の16万112人。自宅で食事する習慣や健康意識の高まりに伴って順調に増えたとしている。料理研究家の栗原はるみさん監修のオンライン動画付きミールキット「はるみレッスン」は、6月単月で約3万6000食を販売。ヴィーガンのミールキットの販売個数は同約1.6倍だった。
 
4月末には、調理時間や買い物時間の時短ニーズに特化した定期購入サービス「サクッと!Oisix」を開始し、段階的に新規会員獲得を再開した。

今年10月には、埼玉県狭山市に約3億円を投資し、新たな物流拠点「Oisix 狭山ステーション」を開設。現状の出荷キャパシティーより5割増で対応できるようにする。

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