2020.08.13

メルカリ、東南アジア・台湾最大のマーケットプレイス「Shopee」で越境販売 BEENOSとの連携で実現

メルカリは8月12日、フリマアプリ「メルカリ」において、越境ECのインフラ構築サポートを提供するBEENOSグループと協業し、東南アジア・台湾で最大のマーケットプレイス「Shopee(ショッピー)」を通じた台湾での越境販売を開始した。これにより台湾から「Shopee」上で、「メルカリ」の一部商品を閲覧・購入することが可能になった。

「Shopee」は、7つの市場(シンガポール・台湾・マレーシア・タイ・インドネシア・ベトナム・フィリピン)に展開する、東南アジア・台湾最大のマーケットプレイス。今回の連携により、「Shopee」上に掲載された「メルカリ」のアイテムに台湾の消費者から注文が入ると、BUYEE公式アカウント(BEENOSグループが運営する代理購入用アカウント)が「メルカリ」上の商品を代理で購入。検品・梱包後、台湾の購入者へ発送する仕組みを構築した。「メルカリ」の出品者は、日本国内のBEENOSグループ宛てに発送すればよいため、これまで通りの配送方法と配送料で取引が可能だ。

経済産業省の調査によると、2019年の世界の越境EC市場規模は9123億USドル、また2027年にかけての年平均成長率は約27%と、市場の大幅な拡大が予測されている。メルカリにおいても「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションに、2019年11月より100か国以上での越境販売を開始している。開始時から2020年6月時点までの越境販売にかかるGMVは着実に成長し、特にアジア圏からの需要が見込めたことから、特定の国や地域で日常的に利用されるマーケットプレイスでの越境販売を決定したとしている。

2020年4月より「Shopee」上で行ったという実証実験によると、台湾の利用者に人気のあったカテゴリーは、ハイブランド品、キャラクターグッズ、ファングッズ、ゲームソフト。日本では数年間売れていなかった商品が台湾の顧客に購入されるなど、越境販売によって新たな需要が喚起されることがわかったという。「メルカリ」は今後も、より手軽で安心安全なマーケットプレイスをグローバルに展開していく考えを示した。

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