2020.08.12

【コロナで顕在化した在庫問題!売上を増やし在庫を減らす新手法とは?】第4回「エクセルでもできる『在庫リスク』を見える化する分類方法」

全在庫をフル回転、過剰、不良に分類


前回(https://netkeizai.com/articles/detail/1453)は、ヒット商品に頼らずに売上を増やすために必要な「隠れた人気商品」を手持ち在庫の中から見つけ出すため、「何日で売り切りたいか」を基準に全ての在庫を3分類する手法をご紹介しました。

今回は、商品ごとの在庫リスクに応じた販促や、商品種類やSKU数が膨大な場合の対応策についてご紹介します。

まずは全在庫をフル回転、過剰、不良に分類します。どのように分類するかというと、直近1週間程度における販売数の平均が今後も続くと仮定し、手持ちの在庫が何日ぐらいで完売するかを計算するのです。

次に、その完売までかかる日数を使って全在庫をフル回転、過剰、不良の3つに分類しましょう。


在庫分類イメージ

かなり粗い計算と分類ではありますが、エクセルでもできることですので、やらないよりはかなりマシです。

過剰在庫は値引きせず販促にぶつける

過剰在庫の販促施策としては次のような事が挙げられます

・特集ページにピックアップ
・サイトの目立つ場所にバナー掲出
・SNSでPR
・メルマガで紹介
・ポイントキャンペーンの対象に


過剰在庫は販促が手薄なだけで本来ならまだまだ売れる商品力を持つ「隠れた人気商品」です。無駄な値引きをせず、日常の販促施策にぶつけることで、売上も利益も伸ばすことができます。

また、過剰在庫には、隠れた人気商品だけでなく、商品力が落ちてきている商品も含まれます。しかし、在庫リスクをきめ細かく把握できれば、商品ごとに値引き幅を決められるので、利益を無駄に失わずに済みます。


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