【記者コラム】人手不足は連合で解決

先日、佐賀県でECを展開している事業者とオンラインで取材をしました。取材した企業は、マスク販売を約5年前から手掛けており、コロナ禍により需要が急増しているとのこと。ただ、「うれしい悲鳴ではあるが、課題は人手です」。

以前と変わらず、関東エリア外の企業とは電話取材をする機会は多い。電話だけでなく、顔の見えるオンライン取材では伝わる感情がより鮮明になります。一つ一つの言葉がより重く感じることさえあります。

直近では、兵庫や京都、岡山、愛媛などに拠点を構え、EC事業を展開する企業の取材もしました。EC事業を強化している企業もあれば、企業同士がチームを作り、製造から販売まで行う企業も増えました。彼らの魅力は、売り方というよりも販売商品にあります。これから売れるであろう「金の卵」も多く、認知が広がればより発展する可能性があります。

しかし、認知が広がれば、バックオフィスやシステムを強化する必要が出てきます。ここでも人手が必要です。

こうした人手不足を解消する手立てとして鍵となるのは、企業同士の「連合チーム」だと予想します。すでに企業同士が連携を取った動きで成果を出している企業もあります。ＥＣも人を集めるという時代から、連合という、まとまりで勝負していく時代に突入したようです。