2020.07.29

「SHOPLIST」運営のクルーズショップリストの経営体制刷新 親会社の小渕社長が代表に、張本社長は取締役に

クルーズは7月29日、100%子会社でファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ(SHOPLIST)」を運営するクルーズショップリストが7月から新経営体制へ移行したと発表した。代表取締役社長には、クルーズの小渕宏二社長が就任。クルーズの取締役3人もクルーズショップリストの取締役に就任。張本貴雄社長は取締役に就任した。

クルーズは重点戦略として「SHOPLISTをファストファッションEC分野を代表するブランドへ」を掲げている。「SHOPLIST」は2019年3月期において営業利益が約マイナス3.3億円の赤字決算になったが、クルーズ取締役陣も加わり、直面した複数の課題に対策を講じたことで、2020年3月期の営業利益が約3.6億円の黒字決算となった。

「SHOPLIST」は前期に利益が出る経営体質となり、今期からは売上高を飛躍的に拡大させたい考えだ。売上高拡大のための課題として、検索機能やログイン機能といったUI/UXの改善、開発体制の強化、新規企業様のブランド出店の加速、SNSプロモーション強化などが挙げられる。すべての課題を解決し、短期間での業績拡大を実現するために、これまで複数の事業を伸ばしてきた実績のあるクルーズの取締役を得意領域に配置する新経営体制に移行することにした。

クルーズの代表取締役社長の小渕宏二氏が開発・UIUX領域を管掌し、取締役副社長であり同グループで広告代理事業を行うCROOZ Media Partners株式会社の代表を兼任する古瀬祥一氏が販促・プロモーション領域を、取締役副社長である仲佐義規氏が新規企業様のブランド出店強化を、取締役CFOの稲垣佑介氏が物流領域を管掌して経営体制を強化する。他グループ会社からも人材を集め、各施策の実行とPDCAの高速化を図る。旧経営陣も引き続き在籍し、「SHOPLIST」の成長加速に尽力する。

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