2020.07.29

米Amazon出品で実現!ローコスト越境EC 第5回「日本のアマゾンと同じ流れの出品手続き!」

東あゆみさん


本連載では、米国Amazonに日本製の食器を出品し、年商数千万円を売り上げるUnion marc(ユニオンマルク)の東あゆみ社長が、米Amazonの出品のメリットやデメリットについて解説します。東社長の体験をもとに、ローコストで越境ECに取り組む現場の声をお届けします。 今回は、米Amazonに初めて出品する上で必要な、大まかなフローをご紹介します。


① 出品前の事前準備


実際に出品する前に、米Amazonの規制と市場の調査を行います。

・競合の有無や、競合の販売価格などの調査

・Amazonの出品規約で、自社商品の販売が制限されていないか

・自社商品の輸出に関する規制

・配送手段の方法やオペレーションについて

 
実際に出品する上で、自社商品の競合がいるかいないかは、大きなポイントです。競合がいなければ、市場を独占できる可能性があります。商品によっては、出品や輸出ができない可能性があります。特に、化粧品やサプリメントは、FDAの規定などに抵触する場合もあります。

米Amazonの規約を確認します。


② 出店する際に何から登録すればいいのか?


出品に関する登録は、基本的には日本のAmazonに出店するのとほぼ同じです。会社情報やストア情報、売上金の振込先の口座情報、配送情報、クレジットカード情報等の登録からスタートします。

銀行口座は現地の口座が必要です。 私の経験では、当時、身分証明書を登録するのがうまくいかず、Amazonに問い合わせをしながら修正を何度も行いました。


③出店準備ができたらまず何をする?

まずは商品登録を行いましょう。米国のAmazonへの出品作業ですが、管理画面は日本語に対応しています。商品情報の項目を埋めていくだけでとても簡単です。

国内でのAmazonの商品登録を行ったことがある方なら、比較的簡単に登録できると思います。商品の詳細については、グラム、センチなど馴染みのある単位で登録することができます。


④ 商品ページ作りはどうするのか(翻訳など)


私自身は出品当初、Google翻訳などを使って登録し、アイテム数を増やす方法からスタートしました。 しかし、本当に売りたい商品は、日本語商品説明をそのまま翻訳せず、現地のライフスタイルに合わせて商品説明のライティングをすることをおすすめします。

 

⑤ 出品完了、次に何する


商品がすぐに売れれば良いのですが、なかなかそうもいかない事の方が多いと思います。 まずは、たくさんのお客さまが、出品した商品にアクセスすることが必要です。

出品当初は、商品別の売り上げのトラフィックを見ながら、販売を強化したい商品が出てこないか、待ち遠しく見ておりました。まずは売れるかどうかよりも、その商品はそもそも検索されるのか、ページビューがあるのかないのかのほうが気になりました。 それによって次の課題見えてきたのです。

次回は、ここでお伝えした①〜⑤まで、具体的なエピソードを交えてご紹介したいと思います。



<著者プロフィール>


東(あづま)あゆみ氏

1983年生まれ。岐阜県出身。2006年から楽天市場をメインとした店舗運営を行う。楽天市場では、月間MVP店舗を表彰する「ショップ・オブ・ザ・マンス」も獲得。自社サイト、ヤフーショッピング、アマゾン、越境EC出店を経験。2018年にユニオンマルクを設立し、越境EC事業などを継承。2020年現在はネットショップの運営代行事業を展開している。日々の業務で手が回らないという店舗のサポートも行っている。

株式会社 Union marc (ユニオンマルク)
https://unionmarc.com
mail:info@unionmarc.com
tel:052-908-1112

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