2020.07.21

ピアラ、SingulaNetと資本業務提携でD2C支援本格化 ライブ配信や投げ銭の仕組み構築

通販事業者のマーケティング支援を行うピアラは7月17日、ブロックチェーン事業の開発を行うSingulaNet(シンギュラネット)と資本業務提携を締結したと発表した。新たな次世代型ITサービスの開発を開始し、D2C事業支援を本格化する。

今回の提携により、ライブ配信やギフティング(投げ銭)、デジタルコンテンツの提供などの仕組みを備え、エンタメ領域などにも広がる新たな次世代型サービスを提供するとしている。ピアラはこれまで行ってきたヘルスケア、ビューティ、食品領域のマーケティング支援と、昨年から開始した悩み別データベースを活かして商品企画プロデュースを行うサービス「BEATMAKER(ビートメーカー)」に新サービスを組み合わせることで、商品開発から事業シミュレーション、マーケティング活動、D2Cまでをワンストップで対応できるとしている。

ウィズコロナと言われる昨今、新しい生活様式として今まで以上にITを駆使したサービスが求められている。ピアラが設立以来行ってきた通販事業者のマーケティング領域においても、魅力的な商品開発やECに必要な基本機能、同社の独自のマーケティング分析に加えて、今後は消費者との相互コミュニケーション機能など新たな仕組みが必要だとしている。

今後開発予定の次世代型ITサービスは、こうした課題などすべてに対応すべく複合的なものになるとし、企業のみならず、さまざまなジャンルのインフルエンサーや知識・技術などを発信できる個人までもが健全に活躍できる場になる予定だという。またこのように複雑化する仕組みの中、ユーザーログが改ざんできないSingulaNetのブロックチェーン技術を導入することで、デジタルコンテンツ等の著作を守ることができるとしている。この新たな取り組みを行うにあたりピアラでは、D2C支援事業をさらに強化するとし、8月には専門部署の新設を予定しているという。

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