2020.07.20

アライドアーキテクツ、ラオックスと提携し中国向け販売パッケージ提供 中国最大級の小売ネットワークを活用

アライドアーキテクツは7月17日、ラオックスと業務提携し、ラオックスの主要株主である中国最大級の小売企業・蘇寧易購グループのネットワークを活用した中国向け販売パッケージの提供を開始した。従来提供していたインバウンド施策におけるマーケティングプロモーション領域に、越境EC、商品輸出への中国向けマーケティング支援を加え、日本企業の中国向けマーケティングにおける成果向上を図る。

今回の業務提携に伴い、中国輸出・越境EC・インバウンド検討中のメーカー向けのオンラインセミナー「ラオックス×アライドアーキテクツのソリューションを活用した 日本ブランドの中国販売マーケティング手法」を7月21日に開催する。

この度提供を開始した中国向け販売パッケージは、「日本国内店舗での販売パッケージ」と、「越境EC、中国へ商品輸出パッケージ」(2020年9月末まで先着20社限定)の2種類。

「日本国内店舗での販売パッケージ」では、ラオックスの「Laox道頓堀店」の一部の棚をプロモーション対象商品のブランディング・テスト販売に使用。さらにラオックスおよびアライドアーキテクツが、ラオックスの国内公式SNSをはじめとした日本国内のSNSを活用したブランディング・販促・プロモーションを行い、売り場作りからプロモーションを一体化させることにより、店頭での売上拡大に繋げることが可能としている。

6月18日にグランドオープンした「Laox道頓堀店」は、ラオックスのミッションである“グローバルライフスタイル”を体現したモデル店舗であり、ラオックスのインバウンドにおける知名度や店舗コンセプトから、訪日観光客数の回復とともに訪日外国人観光客からの売上拡大が見込めるとしている。

「越境EC、中国へ商品輸出パッケージ」では、ラオックスが運営する中国越境EC旗艦店(天猫国際・考拉海淘・蘇寧国際)に商品を出品することで販路を開拓し、ラオックスが毎週開催しているライブコマース配信で商品を販売する。

アライドアーキテクツが中国SNSを通じた口コミ生成、KOL活用をはじめとしたマーケティング支援を実施する。ライブコマース配信での販売結果や在日中国人ユーザーのアンケートをもとに、中国消費者のニーズ把握や蘇寧易購グループの販売ネットワークを活用した販路開拓が可能だという。



蘇寧易購グループは、2019年の売上高が2692億2900万元(約4兆円)と前年比約10%増加。中でも日用品分野の売上が前年比約115%増加の455億7000万元(約6800億元)と大幅に成長し、家電に次ぐ同社の第2の柱となっている。、EC分野においても中国第4位のシェアを誇り、中国本土での強力な販売ネットワークを保有している。

アライドアーキテクツは今回の業務提携により、ラオックスのインバウンドにおける集客力、蘇寧グループの中国本土での販売ネットワークに、自社の持つ中国SNSを活用したマーケティング力を組み合わせ、インバウンド、越境EC、中国への商品輸出といった幅広い中国向けマーケティング支援が可能になったとしている。

7月21日に実施するオンラインセミナー「ラオックス×アライドアーキテクツのソリューションを活用した 日本ブランドの中国販売マーケティング手法」では、越境EC、インバウンド、中国向け輸出の最新状況や事例の解説、さらに今回の業務提携を機に見据える今後の成長戦略を紹介するとしている。

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