ECサイト構築プラットフォームの開発提供を行うロックウェーブは7月16日、食品系EC、メーカー直販（D2C）などで、贈り物やギフトを伴うECサイト向けの専用機能を搭載したクラウド型ECサイト構築プラットフォーム「aishipGIFT（アイシップギフト）」の提供を開始した。ギフトECの需要に照準を絞った機能をあらかじめパッケージ化し、ギフトECサイト構築時の課題解決を図る。
「aishipGIFT」は、導入実績1000社を超えるというECサイト構築プラットフォーム「aishipR」をベースに、ギフト系の専用機能を拡充し、食品系やメーカー直販系に関連した機能の充実も図ったというクラウド型ECサイト構築パッケージ。スマホ使用時や複数の届け先入力時でもスムーズに購入可能なギフト専用カートUIを採用したショッピングカートや、入力しやすい熨斗設定、熨斗の一括印刷に加え、出荷日管理や産地直送機能、ヤマト運輸サービスレベルに対応したお届け希望日制御、三温度帯対応、店舗受取対応などの機能を標準で搭載している。
ギフト専用のカートUIの例その他、PayPayやAmazon Payなど最新決済追加などの無償標準アップデート、専用サーバー化による急なアクセス増への対応、編集可能なCMSを備えており、CSVでの製造システムや基幹システムとの連携、独自機能の追加や他システムとの連携も可能としている。
ギフトECの需要に照準を絞ったクラウド型ショッピングカートはこれまで存在せず、ギフト系ECサイトの構築にはスクラッチ開発やパッケージシステムを利用する必要があり、そのコストや開発期間がEC事業者にとって大きな課題になっていたという。またギフト利用では、配送先の情報や配送商品の選択、熨斗設定などを配送先毎にそれぞれ入力・選択する必要があり、特に操作がしにくいスマホECでの注文に迷う消費者も多く、途中で注文を諦める「カゴ落ち」も多く発生していたとしている。
「aishipGIFT」ではこうした課題に対し、あらかじめ必要な機能をパッケージ化。追加開発することなく、低コストですぐに利用可能だという。またこれらの機能は既に実際のECサイトにて導入し、一定の評価検証済みとしている。
