2020.07.13

オンワード、「ZOZOTOWN」に約1年半ぶりの再出店 ZOZOの「マルチサイズ」活用したオーダーメイドスーツも販売

オンワードホールディングスは7月13日、「TOCCA」「any SiS」「JOSEPH」「J.PRESS」などの計13ショップを、8月下旬より「ZOZOTOWN」に再出店すると発表した。2019年2月に退店して以来、約1年半ぶりの再出店となる。出店にあわせ、オンワードパーソナルスタイルが展開するオーダーメイドブランド「KASHIYAMA(カシヤマ)」のセットアップスーツアイテムをZOZOの持つ体型データを使った「マルチサイズ」にて展開。完全受注生産にて販売するとしている。ECでの洋服購入時の課題であるサイズに関する不安解消を図る。

「マルチサイズ」は、ZOZOSUITで得た100万件以上の体型データを活用したサービス。利用者は「身長」と「体重」を選択するだけで、自身に合った最適なサイズのアイテムを手に入れることができるとしている。試着や裾上げの必要がなく、アイテムのデザインを損なうこともないという。今回、「KASHIYAMA」は、メンズ・ウィメンズ計28種類のセットアップスーツアイテムを「マルチサイズ」で展開。顧客からの注文に対して一点ずつ生産する完全受注生産での販売を行うとしている。


メンズ・ウィメンズのセットアップスーツアイテムを「マルチサイズ」で展開

ZOZOが持つ体型のビッグデータから導き出した最適なサイズ設定のノウハウと、オンワードが長年培ってきたオーダーメイドスーツの豊富なサイズパターンを組み合わせることで、メンズアイテムでは「ジャケット」73サイズと「パンツ」128サイズの中から、個々の体型にあったセットアップスーツアイテムをオンライン上でも簡単に購入できる仕組みを実現するとしている。

「身長」と「体重」を選択するだけで自身に合った最適なサイズで購入できるため、購入時にサイズの不安を感じやすいというセットアップスーツアイテムでも採寸や試着が不要となり、「ZOZOTOWN」上から簡単に購入可能になるとしている。「マルチサイズ」のセットアップスーツカテゴリーとしての商品展開は今回が初の試みとなる。

新型コロナウイルス感染症の影響により、消費者のECサービスへのニーズが高まるとともに、感染拡大防止のため、より安心できる商品購入方法への需要は拡大が見込まれている。ZOZOでは今回の「KASHIYAMA」と「マルチサイズ」の取り組みを通じ、新しい生活様式や価値観における多様なニーズに応えていくことで、ECで洋服を購入する際に顧客が抱えるサイズに関する不安解消とさらなる利便性向上を目指すとしている。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事