2020.07.03

アイスタイル、美容部員のEC化を支援 アパレル業界で大流行のオムニ支援ツール「STAFF START」を美容業界に独占販売

バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃社長(写真左)とアイスタイルの吉松徹郎社長

美容系総合ポータルサイト「@cosme」を運営するアイスタイルは7月1日、実店舗の販売スタッフのオムニチャネル化を推進するサービス「STAFF START」を提供するバニッシュ・スタンダードと業務提携を締結し、ビューティー領域ブランド向けの「STAFF START」の独占窓口になると発表した。美容部員の情報発信によるブランド公式ECの活性化、店舗とECの融合をサポートする。

「STAFF START」は、店舗スタッフが専用アプリを通じて発信するコンテンツでECの売上拡大を推進し、アプリ経由の売り上げを可視化するサービス。現在、アパレル業界を中心にサービスを展開しており、実店舗のスタッフが「STAFF START」を通じてコーディネート画像をECサイトやSNSに投稿し、EC売り上げの拡大に貢献している。


美容業界での導入イメージ

「STAFF START」は、すでに800ブランド以上に導入しており、年間流通総額は約400億円と前年比3倍の伸びを記録するなど成長を続けている。今回の提携により、美容業界へのサービス拡大を目指すとしている。

アイスタイルは、昨今の新型コロナウイルスの影響などを鑑み、デジタルシフトは化粧品ブランドにとって喫緊の課題であると捉えているとし、「STAFF START」の独占窓口になることを通じて、実店舗で働く美容部員の情報発信によるブランド公式EC活性、及び店舗とECの融合をサポートする考えを示した。

ブランド公式EC、美容部員個人のインスタグラムへのコンテンツ投稿に加えて、今後はECサイト「@cosme SHOPPING」にもコンテンツの同時投稿が可能になる予定だという。さらに将来的には、「@cosme」の商品データベース、Beauty ID(美容事業者が持つID)のデータベースと、「STAFF START」のデータベースを連携し、Brand Official上で、購買実績という結果だけでなく、購買に至るまでのユーザーのプロセス全体を可視化し、企業のマーケティング活動に生かせるよう模索していくとしている。

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