2020.06.30

初値は公募の4.4倍 フューチャーショップとソフテルの親会社「コマースONEホールディングス」がマザーズ上場

ECプラットフォーム関連事業を展開するコマースONEホールディンスは6月26日、東証マザーズに上場した。同社はSaaS型ECプラットフォームを提供するフューチャーショップ、ECサイトの一元管理システムを提供するソフテルの親会社。初値は公開価格の約4.4倍となる6970円になった。

買い気配のまま初日に初値が付かず、6月29日に6970円の初値が付いた。公開価格は1600円だったので、約4.4倍になった。EC市場の成長や、新型コロナウイルスによるEC需要の拡大から、注目度が高まっている。

フューチャーショップが提供するECサイト構築システムと、ソフテルが提供する一元管理システムをグループで持っており、フロントサイドとバックヤードのシステムを併せ持つ点が特徴。調達資金は人材確保やソフトウエアの開発資金に充てる。

コマースONEホールディングスの2020年3月期における連結売上高は、前期比11.0%増の21億6700万円だった。営業利益は同17.4%増の3億7500万円、経常利益は同20.5%増の4億3000万円、当期純利益は同0.5%減の2億9200万円になった。

子会社の2020年3月期における売上高は、フューチャーショップが同10.6%増の15億5000万円、ソフテルが同12.2%増の6億300万円だった。全体の売上高に占める子会社の売上比率は、フューチャーショップが71.5%、ソフテルが27.8%となっている。

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