2024.04.20

KURAND、「酒ガチャ」が35万回突破 お酒がランダムに届く企画が成功した3要素とは?

取締役 EC事業責任者 河端竜児氏

KURAND(クランド)は、オンライン酒屋「クランド」を展開している。同サイトで展開する、オリジナルの酒がランダムに届く人気企画「酒ガチャ」は、累計購入回数が35万回を突破したという。

「酒ガチャ」の人気が高まった背景として、同社の取締役・EC事業責任者を務める河端竜児氏は、「①リピーターでも、常に新しい酒に出会える ②選ばなくても、自分の好みの酒が届く ③『何が届くか分からない』エンタメ性がある――と、大きく分けて3つの要素があると考えている」と語る。

「酒ガチャ」は、季節ごとに、期間限定で開催している。複数のプランや、キャンペーンを用意している。届く酒の本数や希少性などは、プランによって変わるという。

同サイトで販売している酒類は、全て同社が酒蔵と共同開発したオリジナル商品だ。日本酒・梅酒・果実酒・焼酎・クラフトビール・ワインなど、あらゆるジャンルのクラフト酒を、500種類ほど展開しているそうだ。

新商品は、1カ゚月当たり平均約30品目をリリースしているという。社内外でアイデアを集め、新たな商品を開発するスキームを確立している。アニメやVTuber、インフルエンサーなどとのコラボも積極的に行い、商品化しているという。

そのため、顧客は毎度新しい酒に出会うことができるとしている。


▲オリジナルのお酒がランダムで届く「酒ガチャ」

自社ECサイトでは、酒類の単品購入も可能だ。

「酒ガチャ」の客層は、9割以上が20~30代。20代が5割を占めている。女性が半数以上だという。若者の獲得に成功しているようだ。

「SNSでのコミュニケーションに力を入れている」(河端氏)と言う。

同社のX(旧ツイッター)の公式アカウントのフォロワー数は約27万人。インスタグラムのフォロワーは約5万人、LINEの「友だち」は約8万人となっている。

「SNSで意識している点は、『相互のコミュニケーション』『楽しさ』」(同)だとしている。チーム全体で「どうやったら、このお酒をより楽しめるんだろう」と考え、楽しみながらSNSの運営・投稿を行っているそうだ。




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