2020.06.23

【ECソリューションマップ2020〈ECサイト構築サービス編〉】「LaunchCart」越境ECの実績トップ級 中国検索最大手のバイドゥと提携

パートナーシップを締結したスターフィールドとバイドゥのメンバー。写真左からスターフィールドの星野翔太CEO、橋本宏基セールスチームリーダー、バイドゥ 百度事業部の國井雅史ディレクター、スターフィールドの井出和真ディレクター(写真提供:「ECのミカタ」)

越境EC支援のスターフィールドが提供する越境EC専用カートシステム「LaunchCart(ランチカート)」は、越境ECサイトの構築実績が300に達した。越境ECサイトの構築実績は国内トップクラス。実績数では台湾向けが多いものの、中国や香港、シンガポール、韓国、マレーシア、ベトナム、タイなどへの進出支援実績もある。中国向けが検索エンジン大手のバイドゥとパートナーシップを締結し、中国向けのマーケティング支援機能を強化している。

「LaunchCart」は、多言語多通貨に対応した越境EC向けカートシステム。導入企業の販売対象国に応じてテンプレートを作成するため、言語は無制限、決済は160通貨に対応している。基準通貨を自由に設定できる独自機能も備えている。

中国の三大決済サービス「銀聯(ぎんれん)カード」「Alipay(アリペイ)」「Wechat Pay(ウィーチャットペイ)」に対応したり、台湾向けはリピート通販のニーズが高いためCRM機能も強化している。顧客分析やマーケティング、コールセンター連携などを拡充している。

中国向けマーケを強化


中国・バイドゥの日本法人で、中国進出に向けたウェブマーケティング支援を行うバイドゥジャパンとパートナーシップを締結した。

「中国ではECモールが大きなシェアを持っているが、日本企業が出店するのにはハードルが高く、出店できてもマーケティングコストが高く、利益が出ていないケースも多い。独自ドメインで進出する方法もあるが、これまではマーケティングがネックだった。バイドゥと組むことで活路は広がる。さらに独自ドメインであれば、詳細なトラフィック分析が可能で、PDCAを回し、プロモーションの効果を最適化できる。顧客情報も自社のものとして活用でき、リピート促進も可能。ブランディングにも効果的だ」(星野翔太CEO)と話す。

独自ドメインでの中国展開という越境ECの新たなチャンスが広がりそうだ。

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