2020.06.18

Hamee、売上9.9%増、営業利益50%増 コロナで受注減の卸をECがカバー

EC売上拡大に貢献した「iFace Reflection」

スマホグッズ販売や一元管理システムの運営を行うHamee(ハミィ)の2020年4月期における売上高は、前期比9.9%増の113億2500万円だった。巣ごもり需要の拡大を受け、EC売り上げが増加。国内販売の成長で利益率も改善した。営業利益は同50.0%増の17億4400万円、経常利益は同49.0%増の17億5600万円、当期純利益は同29.5%増の10億6400万円になった。
 
スマホグッズの小売りや卸売りを行うコマース事業の売上高は、同7.8%増の92億800万円だった。営業利益は同34.3%増の21億9800万円になった。国内向けでは実店舗向けの卸売りにおいて受注が減少した。
 
一方、ECにおける販売は好調で、卸売りの落ち込みをカバーし、売り上げを拡大した。海外販売よりも利益率の高い国内販売が伸びたことで、営業利益も拡大した。

「ネクストエンジン」等のPF事業は売上7.7%増

 
複数ショップの一元管理システム「ネクストエンジン」を運営するプラットフォーム事業の売上高は、同7.7%増の18億5500万円だった。営業利益は同10.9%増の5億8500万円になった。外部サービスとの連携を強化し、競合サービスからの乗り換えも相次いだことで、契約数が伸長した。
 
2021年4月期の売上高は、同13.3%増の128億3200万円を計画している。営業利益は同1.9%増の17億7800万円、経常利益は同0.4%増の17億6400万円、当期純利益は同18.5%増の12億6000万円を見込んでいる。

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