2019.11.28

「ebisumart」×「Paidy」 若者に多い【非クレカ世代】向け決済を促進

Paidy 臨光政孝営業開発担当部長(写真左) とインターファクトリー 曳地健一マネージャー

【対談インタビュー】
インターファクトリー 曳地健一マーケティング戦略部事業推進チームマネージャー
Paidy 臨光政孝営業部・営業開発担当部長


SaaS型ECプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」を提供しているインターファクトリーは19年11月20日、Paidy(ペイディー)と後払い決済サービス「Paidy」の導入促進キャンペーンを開始した。「Paidy」はクレジットカードを使わない若い女性の利用率が高く、アパレル企業が多く導入している「ebisumart」と相性が良いという。インターファクトリーのマーケティング戦略部事業推進チーム・曳地健一マネージャーと、Paidyの営業部・臨光政孝営業開発担当部長に、キャンペーンの狙いや「Paidy」の強みについて聞いた。


ーー「Paidy」の導入促進キャンペーンの狙いは。

曳地:決済方法の充実はECプラットフォーマーの責任だ。「Paidy」は16年7月から連携しているが、機能が拡充されており、ユーザー向けのプロモーションも積極的に展開していることから、今後さらにニーズが高まる決済手法だと考え、キャンペーンを実施した。

具体的には19年11月20日から年末までに申し込んだ事業者さまに、「Paidy」導入オプションを無料にする。「Paidy」側でも決済手数料を2カ月間無料にしてもらう。キャンペーンにより、導入のハードルはかなり下がると思う。

ーーそもそも「Paidy」はどんな決済手法なのか。

臨光:「Paidy」はメールアドレスと携帯電話番号だけを入力すればお買い物ができる決済手法だ。ユーザーは買い物した翌月10日までにコンビニ払いや銀行振り込み、口座振替で支払うことができる。同じ月に複数回買い物してもまとめて支払うことができ、一括支払いだけでなく分割支払いを選択することも可能。SMS(ショートメッセージ)やメールで請求のご案内をするため、ペーパーレスで利用できる点も特徴だ。

UI/UXにも強みがある。SMSに届く認証コードを入力した後、与信は基本的に0.5秒しかからず、瞬時に決済を完了できる。他の後払い決済では即時与信できないサービスもある。決済手続き後、数時間後に「審査が通りませんでした」では、顧客は離脱してしまう。即時対応しているところでも8~10秒かかるといわれている。クレジットカードでも4~5秒かかる。スマホ世代の若者はそこまで待ってくれない。「Paidy」ならストレスをかけずに利用できる。

手数料率も後払い決済では平均4%くらいといわれているが、「Paidy」は物販なら平均3.5%ほど。初期費用や月額費用、トランザクション料がかからず、導入しやすいと思う。

運用の手間も不要


ーー「ebisumart」でも後払い決済の導入を勧めているのか。

曳地:後払い決済を導入すると初回購入率が上がるので勧めている。ただ、まだ導入していない事業者さまも多い。ネックになっているのは、導入費用や運用面の人的コストだ。後払い決済では請求書を送付したり、注文後のキャンセル対応に手間がかかったりすることがある。その点、「Paidy」はペーパーレスだし、即時決済なので運用フローが増えることはない。「ebisumart」はアパレル企業さまに多く導入されている。「Paidy」はクレジットカードを持たない若い女性に支持されているため、相性がいい。

ーー「Paidy」の今後の展望は。

臨光:11月21日にリリースしたが、アマゾンジャパンさまに導入いただいたことで「Paidy」の利用者は急速に増えるだろう。これまでもユーザー向けにテレビCMを打つなどプロモーションに力を入れてきた。今後は加盟店さまの獲得をさらに強化する。


「ebisumart」

「Paidy」

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